こんにちは。
白髪老師のサバ男です。
外国人に日本語を教えています。
英語学習教材や書籍で有名なのが株式会社アルク(以下、アルク)。
無料で使えるオンライン辞典の「英辞郎 on the WEB」などを提供している企業です。
また、英語学習雑誌の「ENGLISH JOURNUL」はほとんどの書店で目にするほどの人気です。
そのアルクの看板商品といえるのが1000時間ヒアリングマラソン(以下、ヒアリングマラソン)です。
【アルクのお薦め】1000時間ヒアリングマラソン 【音声DL・電子書籍付き】
ヒアリングマラソンは、1年で1000時間の生の英語を聞くトレーニング。
一定期間、集中して生の英語を聞くことが日本人の英語力アップに必要という考えのもとに生まれた商品です。
一方で、初心者には難しく向かないとの話も耳にします。
実際のところはどうなのでしょうか。
どんな人におすすめできるか、見てみました。
販売業者 | 株式会社アルク |
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運営責任者 | マーケティング部部長 中山 牧子 |
所在地 | 〒102-0073 東京都千代田区九段北 4-2-6 市ヶ谷ビル |
電話番号 | 0120-120-800 ※2022年2月現在休止中 |
メール | csss@alc.co.jp |
ヒアリングマラソンとは
ヒアリングマラソンは、毎月1冊送付されてくるテキストに従って学習する、ヒアリングを中心にした英語学習教材です。
音声は、かつてはCDで送られてきましたが2019年からダウンロードでの提供となっています。
目標の学習時間は1000時間
ヒアリングマラソンの学習目標は1年で1000時間をこなすこと。
1日3時間程度聞けば、普段英語に接しない環境の日本人でも、日本語を介さずに英語が理解できるようになるというコンセプトです。
教材の内容は単に聞き流すようなものではありません。
テキストの英文に空欄があり聞きとれた語句を空欄に記入するディクテーションや、英文を通しで聞いてその内容をイメージするスケッチングなどのメニューが用意されています。
1回やれば終わりではなく、何度も繰り返し行うことで効果がでてくる内容だと思います。
学習内容はヒアリングだけではありません
名前がヒアリングマラソンですから、当然ヒアリングに特化した内容だと思っていましたが、実はそうではありません。
テキストを見ないで音声だけをリピートするリプロダクション、テキストを見ながら音声ぴったりに音読するオーバーラッピング、音声から1,2語遅れて聞こえたとおりに発音するシャドーイングといった練習も組み込まれています。
四技能のうち、「聞く・話す」の練習教材なんですね。
英語学習の一ジャンルとして多聴多読がありますが、これは完全にインプットの学習法。
ヒアリングマラソンはヒアリングを中心に据えつつも、アウトプットの学習もできる優れた教材と言えます。
ヒアリングマラソンを外国人向け日本語教育にあてはめてみると
外国人が日本語を勉強する場合、多くの人は日本語学校に通います。
日本語学校で勉強すると、比較的短期間で日本語が話せるようになります。
多くの日本語学校が行っている初級者向けのレッスンは以下のような流れ。
日本語レッスンでは短い文を使って学習対象の表現を説明します。
これが導入です。
それから、学習表現をつかってリピート練習や語句を入れ替えた代入練習を行います。
練習の後で、実際に使用する状況を使って会話練習を行う定着の確認を行います。
導入→練習→定着の確認。
これを学習項目ごとに繰り返していきます。
ヒアリングマラソンは細かい文法の説明、すなわち導入部分はありません。
題材となる英文をベースに学習を進める練習中心の教材です。
少なくとも、英文の意味が理解できるだけの英語力が求められます。
導入から始まる初心者向けではないことはここからもわかります。
逆に練習内容が充実しているので、練習が不足している人にはいい教材でしょう。
2022年現在では6か月コースのみとなりましたが、2回連続して受講してカリキュラムを消化すれば、英語表現の音声ストックとしてはかなり脳内に蓄積されるはずです。
ヒアリングマラソンをおすすめできるのはこんな人
ヒアリングマラソンは音声聞き流しの教材ではありません。
テキストを使って、ヒアリングと発声の練習を行うことになります。
ですから、一定時間集中して学習できる静かな環境で行うことが望ましいでしょう。
現在はリモートワークやオンライン授業の機会が増えています。
自宅にいる時間が長い人ならそれだけ自由な時間が増えますから、取り組むいいチャンスでしょう。
教材に使われている英語表現は、初心者にはちょっと難しめ。
ヒアリングマラソンの販売ページには教材サンプルのリンクがあるので、事前にチェックしましょう。
内容をみてかなりの部分が理解でき、机の上などで落ち着いて取り組むことのできる人にはおすすめできます。
一方、通勤・通学中の電車の中で音声だけを聞くという方法では、十分な効果は上げられないと思います。
自宅などで十分に学習時間がとれない人は、あまりおすすめできません。
また、辞書なしで8割程度わからないようなら避けた方が無難で、もっと易しめの教材のほうがいいでしょうね。
ヒアリングマラソンの口コミ
英語教材の評価を行う雑誌でも、かなり評価の高いヒアリングマラソン。
実際に使っている人の口コミはどうでしょうか。
良い口コミ
まずは良い口コミから。
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初級から上級までいろいろな難易度の問題があるので、自分の実力やその日の気分に合わせて取り組めるのが良かったです。また、一日三時間英語に触れようというコンセプトですが、Netflixを英語字幕で見るなど自分が好きな方法を見つけることでどうにか勉強時間を確保できました。
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ヒアリングの上達は聞いて聞いて聞きまくることだと思います。その点、この教材は優しすぎない英語を聞き流すということには優れています。最初は何を言っているのか分からなくても、耳を慣らせていくことを目標におけば問題ないです。
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英語が聞き取れない理由は、ある程度ネットを調べれば出てきますが、それが実際にどういうことなのかがよくわかるテキストになっています。
悪い口コミ
続いて、残念な口コミです。
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テーマが毎回違うので、内容から推測して理解することが なかなか出来ず、ここがたりなかった かなと思います。定期に来る頻度が高く 少しつらかったです。
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会話なので話すスピードが速く、また英語のくせもあるので、ある程度の英語レベルがないと難しいと思いますが、英語に触れるという意味ではただ聞き流すだけでも耳がなれるのでいいと思います。
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ネイティブスピーカーの発音が早くて、初心者の私には、聞き取るのが少し難しかったです。 また、教材のボリュームが結構あって、1か月で、すべてのトピックを聞き取ることは難しいです。 ある程度の英語力がある人でないと学習するのは難しい教材だと思います。
ヒアリングマラソンの評価
商品タイトルにあるように、1000時間の学習時間を目標にするヒアリングマラソン。
1年で終わらせるには1日3時間必要です。
ただ、3時間という数字にこだわり過ぎると、かえって逆効果。
3時間聞くことだけが目的になってしまうおそれがあります。
教材の内容からすると、外国語学習のセオリーを踏まえた練習中心の教材ですから、集中して取り組めば自ずと結果はついてくるでしょう。
ですから、送られてくる教材を1か月でマスターできるかどうかのほうが大事です。
10日間毎にチェックポイントを作り、そこまでの理解度を確認するのがいいですね。
片手間ではなく、じっくり取り組める環境にある人にはおすすめできる教材と言えます。
また、初心者ではちょっと難しい内容。
スタートレベルは、英検:準2級、TOEIC:550点となっています。
レベル的には中学英語を自由自在に操れるくらいでしょう。
知識が問われるペーパーテストではなく、音声を聞いて自分から文を組み立てて話せるレベルです。
購入サイトでは教材サンプルを試聴できますから、申し込み前に続けられそうか確認できます。
1か月後に文字なしで理解できそうか、自信がなければやめた方が無難。
ただ、いつまでも同じレベルの教材では進歩がありません。
少し背伸びして、手が届きそうならやってみる価値はある教材だと思います。
まとめ
ヒアリングマラソンは、英語学習教材としてはとてもよくできていると思います。
販売ページに掲載されている雑誌でのランキング1位も納得の内容です。
それだけに、学習する方の姿勢も問われます。
おすすめできる人は、英語学習の習慣がついていて、ある程度の英語力に自信がある人ということになりますね。
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うまく英語が話せないとお悩みのあなた。
外国人に日本語を教えてきた私が、外国語教育の観点からお手伝いします。
英語学習教材の良し悪しについてもお気軽にどうぞ。
白髪老師のサバ男でした。
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