こんにちは。
白髪老師のサバ男です。
外国人に日本語を教えています。
英語学習でよく使われるのが無料アプリ。
その中でも特に人気なのがDuolingoです。
最近ではTVCMでもみかけるようになりました。
いろんな雑誌でのおすすめ教材にもよく選ばれています。
Duolingoを使ってみるとわかりますが、とにかく楽しい作りになっています。
ゲーム感覚で進められるんですね。
知らないうちに英語の実力がついているかもしれません。
とはいえ、そう簡単に外国語がマスターできれば苦労はしません。
Duolingoだけで英語が話せるようになるわけではありません。
闇雲にやっても効果という点ではいま一つ。
Duolingoの特長をとらえた勉強法をする必要があるのです。
私は外国人に日本語を教えていますから、外国語の習得方法については一般の人よりは知識があります。
実は私も2019年10月からDuolingoを使っていて、結構な年数が経ちました。
色々使っている中で、コンテンツの中身はこういう意図で作ったんだろうなというのは概ね推測できます。
そこで、Duolingoのヘビーユーザーの私が効果的な勉強法を書いてみました。
ぜひご覧ください。
なお、以下の記事の中で使用する画像はPC版のものです。
Duolingoのサイトはこちら↓

Duolingoの特長
Duolingoは日本の企業のサービスではありません。
その分、世界中のユーザが使用していて、外国語学習のプラットフォームといってもいいくらいの言語数が学習できます。
レッスン内容はこんな感じ
最初は本当に初心者向けです。
だんだんと難しくなると、こんな感じ。
読む・聞く・話す・書くがバランスよく練習できます。
1レッスンが終わるとXPという得点が付与されます。
レッスンが進むとどんどんXPが加算されていきます。
何かご褒美があるわけではありませんが、学習の記録として数字が積み重なっていくのは気持ちのいいものです。
定期的に学習記録を知らせてくれる
Duolingoの公式サイトによると、Duolingoを34時間使って学習すると、大学の一期分の学習量と同じだそうです。
このあたりは後述する勉強方法にもよりますが、一つの指標にはなります。
その意味ではどのくらいDuolingoを使ったのか、数字で定期的に登録したメールアドレス宛に送られてくるので過去とどのくらい違ったのか把握できます。
また、年末には年間レビューとして1年間の学習時間などの情報も送られてきます。
詳細の年間レビュー画面では、全世界のユーザのうち勉強時間は上位何パーセントくらいに位置するかなどがわかります。
日数が経過すると削除されてしまうのが残念ですが。
2022年9月現在の学習言語は英語・韓国語・中国語・フランス語
世界中に存在している言語数は、極少数の人しか使っていない言語も含めると6900ぐらいと言われています。
Duolingoで日本語ベースで学習できる言語は2022年9月現在、英語・韓国語・中国語・フランス語の四つ。
ただし、英語話者向けならβ版を含めると40言語学習できます。
中にはどこで話されているのか見当もつかない言語もあります。
このように、やる気さえあれば相当数の言語を学習することができます。
Duolingoのメリット
メリットとしてはやはり無料でしょうね。
使用料金は無料
Duolingo最大のメリットは、使用料金が無料と言う点。
もちろん広告などは表示されますが、1レッスンが終了した単位で数秒動画が表示されるだけ。
レッスン中に画面に表示されるようなことはありませんので、学習に集中できます。
有料版にすれば広告は表示されなくなりますが、表示される広告自体がそれほど邪魔にはならないと思います。
もっとも、このあたりは感覚的なものもあるので、気になる人は有料版にしてもいいのではないでしょうか。
継続のための仕組みが充実
レッスンを始めるとランダムで30人のグループのメンバーの一員になります。
1週間に獲得したXPの数によって順位付けがされます。
上位の何名かに入ると、次のクラスのリーグにランクアップ。
最上位はダイヤモンドリーグです。
ランクアップしてなにかいいことがあるわけではありませんが、次のリーグはどんな感じだろうというワクワク感はありますね。
逆に下位に入ってしまうと元のクラスのリーグにランクダウンします。
これもちょっと悔しいので、ついつい続けてしまいますね。
また連続日数も表示されています。
ある程度の数字になると、途切れさせるのは惜しくなりますよ。
Duolingoのデメリット
無料アプリなだけに、やっぱり限界は見えてきます。
文法などの説明がない
Duolingoは練習に特化したアプリです。
日本人は中学校の英語では文法を中心に学びますから、文法単位に学習を進めたほうがわかりやすいと思います。
私が使い始めた2019年の頃は、「過去」「未来」「現在完了」とかの文法でのくくりでグルーピングされていました。
現在では、「カフェで」「自己紹介」とか、使用状況に即した表現をまとめて学習する形になっています。
これ自体はいいのですが、使われる文法の説明がありません。
使われる文は単文がほとんどで、中学英語のレベルですからそれほど難しくはないのですが、久しぶりに英語学習を始めたという人にはちょっと戸惑うところがあるかもしれません。
成長度合いがわからない
学習する以上は、自分がどのくらい成長したのか確認したいもの。
Duolingoはどれくらいやったかはわかるのですが、単純にこなすだけではどのくらいうまくなったかまではわかりません。
学習者が自分で工夫をする必要がでてきます。
例えば、Duolingoの和文英訳のタスクは表示された語彙を選択して文を作っていきますが、ノートに手で書いていって、そのあとで正解か確認するとかですね。
実際に会話するときには語彙のガイドはありませんから、話すときに近い状況を自分で作っていく必要があります。
ただ、このあたりになるとわざわざDuolingoでやる必要はありません。
練習ツールとして割り切ったほうがいいでしょうね。
Duolingoを外国人向け日本語教育にあてはめてみると
外国人が日本語を勉強する場合、多くの人は日本語学校に通います。
日本語学校で勉強すると、比較的短期間で日本語が話せるようになります。
多くの日本語学校が行っている初級者向けのレッスンは以下のような流れ。
日本語レッスンでは短い文を使って学習対象の表現を説明します。
これが導入です。
それから、学習表現をつかってリピート練習や語句を入れ替えた代入練習を行います。
練習の後で、実際に使用する状況を使って会話練習を行う定着の確認を行います。
導入→練習→定着の確認。
これを学習項目ごとに繰り返していきます。
このうちDuolingoで可能なのは練習のみです。
何度も同じ型の例文が表示されますから、繰り返しこなしていくことでその型を覚えていくということになります。
Duolingoで使われる英文は比較的簡単なものが多いので、導入はすでに終わっているものが多いです。
定着の確認は他の手段で行わなければなりません。
ここから言えることは、Duolingoだけで英語を話せるようになるのはちょっと難しいということになります。
Duolingoの効果的な勉強法は
Duolingoは練習用のツールなので、勉強法も練習と割り切った使い方が効果的です。
型を覚えることに徹する
日本語は助詞の機能があるので、主語や目的語が文中どの位置にあっても概ね大丈夫。
逆に英語は位置がすべてですから、英文の型を徹底的にマスターする必要があります。
日本語で、
彼は私にプレゼントをくれた。
彼はプレゼントを私にくれた。
はどちらもOKです。
英語では、
He gave me a present.
はOKでも、
He gave a present me.
はダメなのです(もっとも常識でわかりますが)。
彼→くれた→私に→プレゼントを
という文がすぐにでてくるようにならなければいけません。
そのためには練習あるのみ。
型さえ身につけば、あとは言葉を入れ替えるだけ。
1日10分でもいいので、毎日ひたすら積み重ねていくことが大事でしょう。
フランス語をやってみる
2022年9月現在、Duolingoではフランス語もレッスン可能となっています。
フランス語は英語と違って、名詞や形容詞に男性女性の区別があります。
動詞の活用も複雑なので、手を出しにくい言語です。
ですが、あえてやってみることをおすすめします。
フランス語は英語と同じく主語→動詞→目的語の順番の、いわゆるSVOの言語。
日本語はSOV言語なので、英文の型の習得には役にたってくれるはずです。
多言語学習のほうが効果は出やすいという研究結果もよく目にします。
せっかくフランス語で同じサービスを使えるのですから、利用しない手はありません。
ユニット1くらいの内容ならそれほど苦労はしないはずです。
なお、中国語と韓国語もレッスン可能ですが、英語とはかなり性格が異なる言語なので、英語学習という点でみるとそれほどメリットはないと思います。
Duolingoの口コミ
無料の学習教材ですから、口コミでは大絶賛もひどい失望もあまり見受けられません。
良い口コミ

無料で使えるので有難い。初心者から学べます。’a man ‘ などの単語から始まり’ would have +過去分詞’ を使った仮定法過去完了まで学習できます。1日 10分目安に毎日無理なく学習できると思います。

お金が掛からないし良いですね。内容も初級から上級まであり、ゲーム感覚で発音、読み、書きなどが出来るのでとても良い感じです。

リスニング・スピーキング・文法・語彙、バランスよく鍛えられる点が良いと思います。また、記憶レベルという忘れるという人間の性質を織り込んでいるのが素晴らしいと思います。
悪い口コミ

時々、合っているのに不正解になることがあります(日本語と英語の文法的な違いが原因のことが多い)。ですが、それはどんどん訂正されているようなので、これからに期待しています。

初心者にはいいけれど、レベルが上がったら飽きると思う。単音レベルの発音が微妙なときがある。これだけで英語学習が完結するには、かなり微妙な感じ。

同じ問題が繰り返し表示されます。反復はとても大事とは理解していますが、あまりにも繰り返し出て来るので飽きてしまいそうで。
Duolingoの評価
Duolingoは、いろんな英語学習の雑誌にもおすすめ教材として挙げられています。
なんといっても無料で使えるのが大きいです。
これは私も同感です。
ただし、Duolingo「だけ」で英語を話せるようにはなりません。
相手とのやりとりとか、場面に応じた適切な表現などを習得するには機能的に不足していることも事実。
Duolingoは英文を作り出す練習教材ですから、本当に基本的な練習です。
いわば野球やテニスの素振りの練習のようなもの。
基本をおろそかにしては絶対に上達できませんが、基本だけでは上を目指すことはできません。
一定のレベルになったら応用練習に取り組む必要があり、無料ですからしょうがないのですが、この点に不満が残ります。
無料の練習教材としては二重丸の評価ですが、それ以上のものでもないでしょうね。
まとめ
Duolingo自体はとてもよくできているアプリですし、全世界のユーザと切磋琢磨していくのも楽しいです。
ただそれは、英文を作成するだけという単純な学習方法を飽きさせないための工夫ともいえます。
このあたりは無料教材の限界でしょう。
英文作成の練習自体はいいことですから、Duolingoにあまり期待しすぎないことも大事です。
飽きてしまう前に1日の学習を終了する。
1日10分だけを毎日継続する。
といったことを心がけるのがいい勉強法だと思います。
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うまく英語が話せないとお悩みのあなた。
外国人に日本語を教えてきた私が、外国語教育の観点からお手伝いします。
英語学習教材の良し悪しについてもお気軽にどうぞ。
白髪老師のサバ男でした。
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