七田式英語教材の7+Englishの評判がいいのは本当?

sevenpluseng 英語教材レビュー

こんにちは。

白髪老師のサバ男です。

外国人に日本語を教えています。

ある通販サイトで「英語教材」と検索すると、トップに表示されたのが「7+English」です。

たった60日で英語が話せる!【世界の七田式】英語教材「7+English(セブンプラスイングリッシュ)」英会話フレーズ・英単語を完全記憶できる【全国送料無料】【各種手数料無料】【ポイント10倍】【豪華7大ボーナス特典付き】【learn_d19】

「世界の七田式英語教材」で、レビューでも高評価がつけられている教材です。

どんな内容なのか気になりますね。

良い評判は本当なのか見てみました。

販売業者 株式会社SPRING
運営責任者 鈴木祐介
所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4-2F
電話番号 0120-252-220
メール info@spring-gl.co.jp

7+Englishは評判の良い七田式英語教材

7+EnglishはTVCMでは見かけませんし、特に大きな宣伝をおこなっているわけでもありません。

失礼ながらそれほど知名度がある教材ではありません。

それなのに、通販サイトで人気を集めているのは「七田式」の英語教材だからでしょう。

七田式教育とは

七田式教育は幼児教育で世界17か国以上、60年の実績を誇る教育方法です。

幼児期に七田式で学んだ人も多いのではないでしょうか。

紹介しているサイトによると、「心を育てて、能力を引き出す教育」とのこと。

単に知識を詰め込むだけではないところが支持されているのでしょうね。

shichidashiki

七田式教育公式サイト

七田式をさらに進化させたのが7+English

幼児教育で定評のある七田式教育を進化させて英会話教材にしたのが7+English。

60日間で日常英会話をマスターできるというのが売りとなっています。

どうしてそれが可能になったかと言うと、日常会話でつかう表現は60パターンに過ぎず、この60パターンを完全に記憶してしまえば会話は簡単にできるとのことです。

そのノウハウが七田式教育の手法を進化させたもの。

7+Englishは、この完全記憶の方法を学ぶメソッドと言えそうです。

7+Englishを日本語教育にあてはめてみると良い評判も納得

外国人が日本語を勉強する場合、多くの人は日本語学校に通います。

日本語学校で勉強すると、比較的短期間で日本語が話せるようになります。

多くの日本語学校が行っているレッスンは以下のような流れ。

japaneselessonseq

日本語レッスンでは短い文を使って学習対象の表現を説明します。

これが導入です。

それから、学習表現をつかってリピート練習や語句を入れ替えた代入練習を行います。

練習の後で、実際に使用する状況を使って会話練習を行う定着の確認を行います。

導入→練習→定着の確認。

これを学習項目ごとに繰り返していきます。

7+Englishでは、60パターンの表現をまず学びます。

導入そのものですね。

その表現を言い換えたり、活用をかえたりした練習を繰り返します。

例えば、I like to +動詞の原形 (~するのが好きです)の場合、以下のような文の練習です。

I like to read.
I like to drink coffee.
I like to walk in the park.
I don’t like to swim.
I don’t like to read comics.

簡単そうに見えますよね。

実際簡単なのですが、それは文字で見ているから。

英語がうまく口から出ない人は、まず頭の中で日本語の文が浮かび、それを英語に翻訳しているからです。

本を読んで楽しい気分になっている自分をイメージしたら、すぐにI like to read.が出てこなければいけません。

reading

そのためには練習あるのみで、その方法を使用者に提示している7+Englishの進め方は極めて理にかなった方法と言えます。

カリキュラム通りに進めていけば、おそらく60パターンの表現は覚えられるはずで、ここが高評価につながっているのでしょう。

英語がすぐ口からでてこないレベルの初心者で、地道にコツコツと努力を続けられる人向けの教材だと言えます。

7+Englishで扱う表現は多いとは言えません

日常会話では60の表現で十分ということで、これだけの数に絞った7+Englishですが、実際のところ60ではちょっと少ないと思います。

初級の日本語教育の教科書で人気の「げんき」というテキストでは学習項目は137です。

敬語や助詞の使い方、助数詞など日本語独特の表現があるにしても、比べるとやはり少ないと思います。

60パターンの内容を見ると、比較級や最上級が見当たりませんし、日本語の「~たら」「~ば」などの条件の表現もありません。

このあたりは使うと思うのですが。

60という比較的手が届きやすい数字でおさめたのは理解できますが、もう少し数を増やしたほうがよかったのではないかと思います。

60の表現がすぐに出てくる人には、物足りない内容でしょうね。

7+Englishの口コミ

英会話の人気商品とあって、口コミは多くみつかります。

良い口コミと悪い口コミをピックアップしてみました。

良い口コミ

まずは良い口コミです。

good

まったく英語が話せず、英会話教室に通う勇気がない私にはピッタリ。最初から無理せず、自分の努力次第でなんとかなりそうです。

通勤時にiPhoneで聞いていますが良い感じです。単語がよくわからない場合は写真に撮ったテキストを確認しながら目と耳で学習。夜は自宅で口に出して復習することを続けています。勉強は苦手なのに、ちっとも飽きずに続けていられるのが不思議です。60日分をやり終えるのが楽しみです!

この教材は、最初のとっかかり易さだけでなく、本当に記憶として定着させようという強い意図を感じられる素晴らしい教材だと思います。始めて数日ですが、これを信じればきっと何とかなるという根拠も明確に記されていることも、大変気に入っています。

 

悪い口コミ

残念ながら、よくなかった感想も見受けられます。

悪い口コミはこちら。

boo

車での通勤時間が長いため毎日車内でCDを聴いていましたが、テキストを合わせて使っていないためかいまだに話したり聞き取ったりする事が出来ません。1年以上使っていますがまだまだかかりそうです。

私の語学力と記憶力が足りてないのか、話すところまでいきませんでした。本気で話せるようになりたい人は、おとなしくスクールに行くのがいいんだろうなと思います。

なかなか時間がとれなくて、箱に入ったまま眠っています。個人的には、テキストが思っていたより簡素で、聞こうという、意欲がそがれてしまいました。もうちょっと、英語が苦手な人間を引き付けるテキストであれば聞く気になったかも。

まとめ

七田式英語教材の7+Englishの内容を見てきました。

口コミにもありましたが、内容自体は難しくなく初心者向けです。

今まで知らなかった知識を増やすことが勉強だと思っている人には向かないと思います。

この教材の特色は、簡単な表現を繰り返し練習して覚えること。

英語の表現は理解できていても、すぐに口からでてくるとは限りません。

練習してはじめて、すぐに話すことができます。

7+Englishはその練習用の教材です。

まずは60日、カリキュラムに沿ってしっかり練習してみましょう。

おそらく日本語よりも英語が頭の中に浮かぶようになり、高い評価通りの結果をもたらすはずです。

ただ、やはり60では足りないのも事実。

60日達成後、次にどうするかがありません。

この点は、ユーザーにはやや不親切。

あと100くらいの表現を追加した続編を期待したいところです。

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英語学習教材の良し悪しについてもお気軽にどうぞ。

白髪老師のサバ男でした。

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